早く売る為のポイント③アピールの仕方

売却を任せる会社を選ぶ時の基準の一つにして頂きたいのが、担当者のアピールりょくです。

アピール力とは、物件の魅力をどうやって伝えるかと言う事なのですが、これが上手な担当者と苦手な担当者では売却出来るスピードが大きく変わってきます、そして中々売れないので値下げになり、金額も変わってしまいます。

少し具体的な話をすると、チラシやインターネットなどを使って集客しますが、1件の問い合わせですぐ成約すると言う確率は少ない為、少しでも多く問い合わせを増やさなければなりません。
その為には、広告を見ている人に対して興味をもってもらえるように物件の良さをアピールするのですが、これを適当に行っていたり、アピールの仕方をわかっていない会社や営業マンも多いです。

例えば、スーモやアットホームなどの検索サイトは、条件検索で探す人が多いのですが、そこにヒットするように設定されていないケースも良く見られます。
駅からの徒歩距離などはフォームで入力しますが、別の検索項目欄の『駅徒歩5分以内』などにチェックを入れていない為、閲覧者が駅徒歩5分以内で検索しても表示されず、見逃されてしまうようなケースです。

今は、マイホーム購入を考える人もインターネットで探すのが主流になっているので、インターネットにどうやって掲載するのかは、担当者のアピール力が問われる所です。
(一部不動産会社などでは事務員やアルバイトが入力しているケースもありますが)

売却を依頼しようと考えている会社・担当者が、他の物件をどのように掲載しているかを見てみるのが、その担当者のアピール力を知る上でオススメです。

アピールコメントがしっかりと書かれていない場合、少し考えた方が良いかもしれません。

どんな物件でも必ず良い部分(アピールポイント)があります。
物件自信(土地や建物の広さや大きさ、リフォーム履歴など)、立地(駅やバス停からの距離)、周辺環境(閑静な住宅街など)、周辺施設(スーパーが近いなど)、子育て環境(学校や公園が近いなど)まだまだありますが、アピール出来る部分が何も無い物件などありません!

コメントがしっかりと書かれていないと言う事は、どの部分をアピールして、どうやって売却していくと言った戦略を建てていない可能性もあります。

そして、インターネットに関しては写真もチェックしたい所です。
購入希望者がインターネットで探す一番の理由は、写真や動画などチラシでは伝わらない情報を見られるからです。

一昔前なら、チラシで興味があるから実際に見に行って見ると言う流れでしたが、最近は、インターネットなどで写真などを確認して、良さそうだから実際に見に行って見ると言う流れになっています。

つまり、写真で物件の良さをアピールする事が出来れば、問合せに繋がる確率が増えると言う事です。
売主さんが写真NGの場合は別ですが、それ以外で写真が無いと言うのは論外。
画質が悪すぎたり、暗かったりするのも、もう少し気をつかって欲しい所です。
細かい事ですが、写真のコメントも重要になってきます。
閲覧者は、写真のコメントについて長い文章は読みません(一般的にですが)。しかし、メリットやベネフィットを端的に伝える事は必要です。
(一部のポータルサイトは、コメントを自動生成してくれる機能がありますが、よくわからないポエムみたいになるので、私は使っていません。)

以下は、ポータルサイトなどでよく見られる、アピールが出来ていなくて勿体ないケースの一例です

〇食洗器や床暖房、浴室乾燥機など便利な設備が付いているのに、それをアピールしていない
〇大通り沿いだが2重サッシになっているようなケースでは、2重サッシをアピールしなければ、室内でも道路の音がうるさい物件だと思われてしまう
〇眺望良好とコメントで書きながら眺望の写真がない(掲載出来る写真枚数も決まっているので、アピール写真が多い場合は、しかたない場合もあります)
〇ルーフバルコニーとか、広い庭などをアピールコメントで書いているのに、その写真が掲載されていない
〇せっかく玄関や浴室に窓があるのにアピールしていない

大切な自宅の売却を任せるのですから、他の物件をどのように広告しているのか、ぜひチェックしてみてください。

※この記事は相続コンサルタント 朝比奈秀二からの転記です。