こんにちは!
今回は不動産購入にかかる費用と
用意すべき現金についてです。
まず、
タイトルにあります現金全くゼロでのご購入はできません。
契約時に売主様へ手付金を支払う必要があり、
手付金分の現金が必要になります。
(厳密には契約書に貼る印紙代約1万円も必要になります。)
手付金は売買代金の一部です。
多く払っても少なく払っても損得はありませんが、
契約後でも手付金を放棄することによって契約を白紙にすることができるため、少額の手付金での契約は望ましくありません。
手付金の目安は売買代金の5%です。
ですが、売主さんに交渉した結果、
最小で10万円の手付金で契約になるケースもあります。
ですので、最低でも手付金10万円、印紙代1万円の
合計11万円の現金は必要という計算になります。
次に、
不動産購入にかかる諸費用の明細をご説明します。
・登記費用 目安は不動産価格の1%
不動産が自分のものと証明するために法務局に届け出るもので、
司法書士の先生が手続きをします。
大半が登録免許税という税金で、物件により減税の適用があったりしますが、
物件価格3000万円とすると、大体25万円~40万円くらいです。
・仲介手数料
成功報酬として、3%の仲介手数料をいただいております。
正規手数料は物件本体価格の3%+6万円(税別)です。
物件本体価格3000万円の場合
105万6千円となります。
・固定資産税や管理費・修繕積立金などの精算金
引き渡し日を境に売主様と買主様で現金で日割り精算をします。
固定資産税の年末までの日割り分と管理費・修繕積立金を約1.5か月分
約数万円です。
・火災保険料
最長5年の加入で、5万円前後
地震保険に加入すると10万円を超え、
家財などの保証を除くなど保障を極力取り除くと2万円くらいです。
以下は住宅ローンを利用する場合にかかる諸費用です。
・住宅ローン事務手数料
33,000円~66,000円
金融機関により異なります。
・保証料 2.2%
保証会社に払う保証料で。物件価格の2.2%が多いです。
保証料の名称の他、銀行によっては事務手数料2.2%の場合もあります。
・金銭消費貸借契約証書に貼付する印紙代 2万円
上記の諸費用をまとめると物件価格の約7%になります。
3000万円の物件の場合、約210万円
諸費用を現金で用意するのが、理想ではありますが、
数百万単位の決して少なくはない金額となり、
お客様の資金調達のタイミングによっては
かなりの負担になります。
そこで活用できるのが、諸費用を含めた住宅ローンです。
ほとんどの金融機関で取り組むことができ、
金利も住宅ローンと同じ金利での借り入れが可能です。
物件価格の10%以内、不動産購入に関するものならOKで、
エアコンやカーテンの購入費用までカバーできる場合もあります。
手付金も諸費用の対象となりますので、
契約時に支払った手付金も融資実行時には手元に戻ることになります。
結果、手付金として現金は一時的には使うものの、
引き渡し時には現金は一切減っていないということもあります。
住宅ローンのご利用については
私どもの方でお手伝いさせていただきます。
諸費用ローンの取次も行っておりますので、
自己資金が少ないとお思いでも、お気軽にお申し付けください。
※この記事は横浜マンションナビからの転記です
(不動産コラムをこちらのサイトに移行しています)