マンションリノベーション⑤(床について)

こんにちは!
マンションリノベーション5回目の今回は
床の工法と遮音対策についてです。

先ず、現在のマンションの床材の主流はフローリングですが、
管理規約や使用細則等により、
カーペットしか認められないマンションもありますので、
ご注意ください。

今回はフローリングの場合の
工法をご説明いたします。

木造住宅や1970年代のマンションでは
「大引き、根太床工法」が用いられていました。
鉄筋コンクリート構造の床スラブの上に木材の大引きを敷き、
その上に根太を架設して床組みをする工法です。

元々上記の工法で施工された物件でも
現在のリノベーションでは、下記の2つの工法が主流になります。

直床工法
直床工法は、床スラブの上に下地調整材を施し、水平な床面を構築する工法。
「セルフレベリング」という下地調整材を使うのが一般的です。
素材はモルタルまたは石膏で、床スラブの上に流し、均すと自然に平滑で水平な床が出来上がります。
床スラブは、長い年月が経つと「たわみ」が発生することがあり、
セルフレベリングにより再度水平で平滑な床面にする必要があります。

乾式二重床工法(置床)
こちらの工法は1990年ごろから使われ始め、現在の主流の工法です。
スラブの上に防振ゴムの付いた鋼製束をならべ床を上げる工法で、3つのメリットがります。
①給排水管の更新の容易化(スラブと床面に隙間が生まれるため)
②床段差解消(バリアフリー化)
③床遮音対策(軽量床衝撃音)

続いて、遮音対策についてです。
マンションで最も多いトラブルの一つは、上下階の音のトラブルです。
住宅で発生する音の種類には、空気音(透過音)と固体音(衝撃音)があります。
透過音は話し声やテレビの音などで、衝撃音は物体を振動させて伝わる音で軽量衝撃音と重量衝撃音に分類されます。
軽量衝撃音はスプーンを落とした時に発生する音で、重量衝撃音はお子様などが飛び跳ねた時に発生する音です。
マンションリノベーションによって、軽量衝撃音は改善できますが、重量衝撃音の改善はほとんど不可能です。

軽量床衝撃音の遮音等級は
LL40、LL45、LL50、LL55、LL60とあり
数字の小さいほうが遮音等級(性能)が高いです。

乾式二重床工法で施工し、遮音等級の高い床材の使用することにより、
軽量衝撃音はかなり改善することができます。

弊社でご紹介するリノベーション物件は、
大半が乾式二重床工法でLL45以上の床材を使用しています。
遮音対策の優れている物件かどうかを予めお調べすることも可能ですので、
お気軽にお問い合わせください。

※この記事は横浜マンションナビからの転記です
(不動産コラムをこちらのサイトに移行しています)